カンジダは、主に女性がかかる病気です。
性病のひとつと思われている人も多いですが、性病ではありません。
性経験のない人でもかかります。

カンジダ菌が原因で起こる病気なのですが、カンジダ菌はもともと体内にある菌で、いろいろな要因によって体に不調をもたらします。
感染すると、性器周辺や口周辺などに症状が出ます。

女性の場合で一番多いのは、強いかゆみです。
膣カンジダの場合、性器周辺にかゆみや灼熱感を感じ、おりものの状態が変化します。
おりものが豆腐やカッテージチーズのような、白くてパサパサした乾いたおりものになります。
また、性交時に痛みを生じたり、排尿時に痛みが出ることもあります。

男性の場合は、亀頭や包皮に強いかゆみが出ます。
また、赤くなったり、白いカスや水泡、赤い発疹などの症状や、まれに尿道炎を引き起こすこともあり、尿道炎が原因で頻尿になる場合もあります。
性器以外の症状としては、口周りに出るもので、口内炎や唇に炎症を起こします。
舌や頬の内側に白いコケのようなものがあらわれたりします。
唇は、両端の口角が裂けたりします。

カンジダ症の原因の9割は自己感染で、過労やストレスで免疫が下がったりすると、カンジダ菌が繁殖し感染してしまいます。
ただ、男性の場合、性器が露出されている状態のため、通気性がよく、カンジダ菌が繁殖しにくいため、女性よりも患者が少ないのです。
自覚症状もなく自然治癒することもあります。
しかしながら、感染原因としては、性行為で起こることもあります。
カンジダは性病ではないのですが、性行為によってうつることもあります。
パートナーの免疫力が落ちているときなどに可能性があります。
感染している場合は性行為を控えるようにしましょう。
男性が保菌者の場合、女性がせっかく治療しても再発を繰り返してしまう場合があります。

男性の場合は、気づかないうちに感染させてしまっている、ということがあるので、気になるときは泌尿器科を受診することがおすすめです。
また、カンジダ症の人とタオルを共有すると、感染の恐れがあります。
ただし、お風呂やプールに一緒に入ることでは感染しません。

イトリゾールなどのカンジダ治療薬について

カンジダ症の治療薬には、内服薬と外用薬の2種類があります。
内服薬は、多くの真菌に効果があるといわれている、トリアゾール系に分類される薬が処方されることが多いです。
トリアゾール系の薬として、ジフルカン、イトリゾール、フロリードゲル、ファギソン、ナイスタチンといったものがあります。
ジフルカンはカプセル、イトリゾールはカプセルや内用液、フロリーゲルは経口用ゲル、ファギソンはシロップ、ナイスタチンは錠剤です。

また、外用薬は、抗菌力のあるイミダゾール系に分類される治療薬が処方されることが多いです。
イミダゾール系の治療薬としては、ニゾラール、エンペシド、アトラント、アスタットなどの軟膏タイプやクリーム、液状のタイプのものがあります。
ニゾラールはローションやクリーム、エンペシドはクリームや膣錠、アトラントとアスタットは軟膏やクリーム、液タイプになっています。

最近は、市販薬がドラッグストアなどでも購入できるようになりました。
カンジダは繰り返しやすいので、手軽に購入できる市販薬は便利です。
しかしながら、カンジダかどうかわからない状態で使用するのはやめましょう。
逆効果になってしまうこともあります。
また、市販薬は処方薬に比べると、有効成分が少なく、完治が遅くなることがあります。
気になる症状がある場合は、まずは病院を受診することがおすすめです。
女性の場合は婦人科へ、男性の場合は泌尿器科です。

治療期間は、症状によって個人差がありますが、完治するまでには10日前後かかるといわれています。
治療後数日で自覚症状がなくなりますが、完治しているわけではないので、自己判断で薬の使用を中止することのないようにしましょう。